2026年10月1日 更新
読みもの・ブランドの物語セイコーの物語|銀座の時計店から、世界初のクオーツ腕時計へ

日本で「腕時計といえば」と聞かれて、真っ先に名前が挙がるブランドのひとつがセイコーです。街の時計店から始まった会社は、やがて世界の時計の歴史を変える発明を生み出しました。
この記事では、セイコーがどのように歩んできたのか、そして今どんなシリーズがあるのかを、Watch Matching 編集部がわかりやすく紹介します。
年表で見るSEIKO(セイコー)の歩み
- 1881年服部金太郎が東京で「服部時計店」を開く
- 1892年時計をつくる工場「精工舎」を設立
- 1913年国産初の腕時計「ローレル」を発売
- 1924年腕時計に「SEIKO」の名前を初めて使う
- 1960年最高級の腕時計「グランドセイコー」が誕生
- 1964年東京オリンピックの公式計時を担当
- 1969年世界初のクオーツ腕時計「クオーツ アストロン」を発売
- 2012年GPS ソーラーウォッチ「アストロン」を発売
始まりは、街の小さな時計店
セイコーの歴史は、1881年に服部金太郎が東京で開いた「服部時計店」から始まります。最初は、時計の販売と修理を行うお店でした。
やがて「自分たちの手で時計をつくりたい」という思いから、1892年に工場「精工舎」を設立。掛け時計や懐中時計をつくり始め、1913年には国産初の腕時計「ローレル」を世に送り出しました。
震災を乗り越えて生まれた「SEIKO」
1923年の関東大震災で、工場は大きな被害を受けました。それでもセイコーは再建に取り組み、翌1924年、新しくつくった腕時計に初めて「SEIKO」の名前を刻みます。
「精巧な時計をつくる」という思いが込められたと言われるこの名前は、今では世界中で知られるブランドになりました。
世界の時計を変えた「クオーツ」
1969年、セイコーは世界で初めてのクオーツ腕時計「クオーツ アストロン」を発売しました。水晶の振動を使って時刻を刻むクオーツは、それまでの機械式よりもずっと正確で、腕時計の世界を大きく変えました。
今、世界中で使われている電池式の腕時計の多くは、このクオーツの仕組みで動いています。その後も、ゼンマイで動きながら高い精度を実現した「スプリングドライブ」や、GPS で世界中どこでも時刻を合わせる「アストロン」など、新しい技術を生み出し続けています。


スポーツの舞台を支える
1964年の東京オリンピックでは、セイコーが公式計時を担当しました。選手たちの記録を正確に測る技術は、その後もさまざまな世界大会で活かされています。
スポーツの現場で磨かれた「正確さ」と「丈夫さ」は、ダイバーズウォッチなどのスポーツモデルにも受け継がれています。
主なシリーズ
日本の美意識を取り入れた、機械式のドレスウォッチ。漆やほうろうの文字盤など、職人の技が光ります。
ダイバーズやアウトドア向けのスポーツシリーズ。丈夫で見やすいのが特長です。
GPS で時刻を合わせるソーラーウォッチ。海外でも自動で現地時刻に合わせられます。
手ごろな価格の自動巻き。はじめての機械式時計としても人気です。
薄くて上品なドレスウォッチ。ビジネスや改まった場にぴったりです。
働く女性に向けたレディースシリーズ。ソーラー電波のモデルが充実しています。
- 日本の技術と品質を信頼したい人
- はじめての機械式から、一生ものまで選びたい人
- ビジネスにも使える、きちんとした時計がほしい人
よくある質問
セイコーとグランドセイコーの違いは?
グランドセイコーは、1960年に生まれたセイコーの最高級ラインです。2017年からは、独立したブランドとして展開されています。
セイコーの時計は修理できますか?
セイコーの正規のサービス窓口や、購入した時計店で修理やオーバーホールを相談できます。長く使える体制が整っているのも魅力です。